ECサイト(広告主)編について
5−1 ECサイト(広告主)編について
アフィリエイトの情報は、アフィリエイターという広告を紹介する側の情報が圧倒的に多く、ECサイト(広告主)側の情報はあまりありません。
これはアフィリエイターが圧倒的に多くいること、さらにECサイト(広告主)がアフィリエイトの実態について情報を発信することがあまりないためです。
ECサイト(広告主)編では、ECサイト(広告主)側からの視点にたって、アフィリエイトを説明していきたいと思います。
ECサイト(広告主)から見た場合、アフィリエイトとは広告を出すひとつの方法です。新聞、雑誌、テレビ、ネットなど、広告を出す先は様々あると思いますが、アフィリエイトはネット広告という部類にあてはまります。
ECサイト(広告主)はまずASPと契約し、ASPへ広告を提供します。ASPはアフィリエイターという広告紹介者に貴社の広告を紹介してもらうように促してくれます。アフィリエイターが貴サイトを紹介し、アフィリエイター経由で消費者が貴サイトへ訪問する仕組みです。
図に表すと下記のようになります。
アフィリエイターは貴サイトを紹介するだけですので、消費者が実際にやりとりをするのは貴サイトになります。
ネット広告には、大きく分けて二つが存在します。
@定額制
A成果型報酬
それぞれについてまとめてみました。
1ヶ月1万円など、完全固定額で広告を打ち出す方法です。広告の表示回数や、クリック数などは一切考慮しません。
通常、広告といえばこの定額制ですので、こちらはイメージつきやすいと思います。
特定のアクションに対して支払う方法です。この成果型はさらに2つに分類することができます。
@クリックに対する支払
Aクリック後のアクションに対する支払
アフィリエイトとよばれるものは、一般的に成果型のAを示しています。
ホームページ上にはられている広告を、クリックされることで支払う方法です。クリック報酬は昔からネット上に広く存在していましたので、話くらいはきいたことがあるのではないでしょうか。
クリック報酬は、紹介する側にとってあまりメリットがないため、あまり流行りませんでした。例えばクリック1回に対して1円支払うという広告があったとして、1000回クリックされてようやく1000円です。これでは紹介する側は懸命になれませんよね(汗)
また、クリック報酬はアフィリエイター本人がクリックしたり、知り合い同士でクリックすることなどがあり、商品は実際に売れずに無駄な報酬を支払うことにもなっていました。
アフィリエイトがここまで普及したのは、このクリック後のアクションに対する支払というものが主流になったからです。
クリック後のアクションに対する支払とは、アフィリエイターのホームページ上にはられている広告をクリックすると、広告を提供しているサイトへ移動します。消費者がその広告を提供しているサイトに移動後、商品を買うといった行動をとった場合にのみ、報酬を支払います。
これがクリック後のアクションに対する支払です。実際に例をあげて説明してみます。
ここでは、Yahooショッピングを貴サイト、アフィリエイト塾をアフィリエイターのサイトとしてお考えください。アフィリエイターは、貴サイト(ここではYahooショッピング)を紹介します。
『Yahooショッピングで買い物をしましたが、到着までが早くてよかったですよ〜♪包装もしっかりされていました。商品数がとにかく多いから、ちょくちょく利用しています。みなさんも是非ご利用ください♪』
この説明を読んだ消費者が、貴サイト(Yahooショッピング)へのリンクをクリックしたとします。クリックだけでは、支払はありません。クリック後に、消費者がYahooで何か商品を購入した場合に、はじめてアフィリエイター(ここでは塾長)に報酬を支払います。
つまり、アフィリエイターの紹介後に、実際に商品が売れなければ1円も支払う必要はないということです。
ECサイト(広告主)から見た場合、商品が売れなければ報酬を払いませんので、無駄な広告費がありません。これがアフィリエイトの魅力です。費用対効果が非常にわかりやすいので、管理面でも嬉しいですよね♪
アフィリエイトは、DELL、ヤマダ電機、スカイマーク、無印良品など、大手の会社も次々に参入しています。ネット広告として、非常に注目されていることは間違いありません。その他のメリット、デメリットも説明していますので、まずは情報を収集してみてください。